微分

かけ算,わり算の導関数



合成関数の微分


dydx=dydu×dudx

y=(x2+2x+3)3のとき
y'={(x2+2x+3)3}'

→y'=(2x+2)×3(x2+2x+3)2

逆関数の微分

y=f(x)の逆関数をy=f-1(x)とすると
x=f(y)
両辺をxで微分すると
1=df(y)dy×dydx
よって1=dxdy×dydx

媒介変数で表された関数の微分

x=f(t),y=g(t)のとき



他の導関数






接線、法線の方程式

曲線y=f(x)上の点(a,f(a))における接線の傾きはf'(a)であるから
(1)接線の方程式はy-f(a)=f'(a)(x-a)

(2)法線(接線に垂直な直線)の方程式は
f'(a)≠0のとき y - f(a)= - 1f'(a)(x-a)

f'(a)=0のとき x=a

平均値の定理

[1]関数f(x)が閉区間[a,b]で連続、開区間(a,b)で微分可能のとき

を満たす実数cが存在する。

[2]関数f(x)が閉区間[a,a+h]で連続、開区間(a,a+h)で微分可能のとき
f(a+h)=f(a)+hf'(a+θh)
0 < θ < 1
を満たす実数θが存在する。

導関数の符号と関数の増減

(1)関数の増減
関数f(x)が、区間[a,b]で連続、区間(a,b)で微分可能の場合。
(A)区間(a,b)で常にf'(x)>0ならばf(x)は区間[a,b]で増加。
(B)区間(a,b)で常にf'(x)< 0ならばf(x)は区間[a,b]で減少。
(C)区間(a,b)で常にf'(x)=0ならばf(x)は区間[a,b]で一定。

(2)関数の極大・極小
(A)f(x)がx=aを境界にして増加から減少に変化するときx=aで極大値を取る。
(B)f(x)がx=aを境界にして減少から増加に変化するときx=aで極小値を取る。

(3)極大,極小と微分係数
f(x)がx=aで微分可能であり、x=aにおいて極値をとるならば
f'(a)=0


曲線の凹凸の判定、変曲点

(1)(A)f''(x)>0となっている区間では、曲線y=f(x)は下に凸
(B)f''(x)< 0となっている区間では、曲線y=f(x)は上に凸

(2)変曲点
曲線の凹凸が入れ替わる境になる点を変曲点という。
f(x)が2回微分可能であり、f"(a)=0であるとき、
x=aの前後でF"(x)の符号が変わるならば、曲線-=f(x)上の点(a,f(a))は変曲点となる。

漸近線

曲線y=f(x)が原点から遠ざかるにつれて直線に限りなく近づくとき、
その直線を漸近線という。
→直線x=aが漸近線
→直線y=bが漸近線
→直線x=px+qが漸近線

第二次導関数と極大極小

関数f(x)が連続な第二次関数をもつとき。
(A)f'(a)=0,f"(a)>0↔︎f(a)は最小値
(B)f'(a)=0,f"(a)< 0↔︎f(a)は最大値

速度,加速度

数直線上を移動する点Pの座標xが時刻tの関数としてx=f(x)で表されているとき
(A)点Pの速度は
(B)点Pの速さは
(C)点Pの加速度は

平面上の点の移動

(A)点Pの速度は
(B)点Pの速さは
(C)点Pの加速度は
加速度の大きさは

近似値

hが0に近いときf(a+h)≒f(a)+f'(a)h
xが0に近いときf(x)≒f(0)+f'(0)x

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Short Notes

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