大学受験での立ち回り
大学受験は塾や出願校、模試の選択肢が多いため、適切な立ち回りが難しい。中学とは違い、高校の英数では集団授業はほぼ無意味。
地理、国語は複数の凄腕講師から方法論を習うとアプローチの幅が広がるため有効。
国語は本質的な解説をしたり、模試で点数を上げたりするのがかなり難しく、ごまかして解説している講師も多い。
世界史、日本史は独学でも共通テストは十分対応できるが、教科書を読むのは面白く無いため、
トークセンスのある集団講師から面白おかしくインプットするのもかなり効果的。
物理、化学は良い講師は個別指導が適するが物理化学は講師不足のことが多く良い講師を探すのが難しい、
集団授業でも物化の良い講師がいれば受講しても良い。
生物も受講してもデメリットは無いが、大手予備校ですら講師不足なことも多い。
大学受験ディアロオンライン
----------------------------目次[入試について]------------------------------
共通テスト(センター試験)の攻略法
国立大学2次試験、私大の勉強法/ 塾、予備校の集団授業の使い方
個別指導塾、家庭教師の使い方/ 学校の定期試験について
上位私立大学について/ 各予備校の模試
予備校,塾の評判/ マイナー名門大学
超進学校/ 大学ごとの採点基準
指定校推薦
----------------------------目次------------------------------
共通テスト(センター試験)の攻略法
共通テストの場合は短期間で高得点が期待できる教科を狙った方が良い。倫理、現社、政経、物理基礎、化学基礎、英語(リーディング)が狙い目である。
英語(リーディング):文章の単語英検2級程度のレベルでさほど難しくはない、
読解のスピードで点数差が出てしまう。
薄い文法書を一冊終わらせれば文章が早く読め出し70%程度は取れるようになる。
ターゲットなど単語帳を一周しても50%程度しか取れない生徒も多い。
文章の半分時点で設問を2つ読むなど自分にマッチしたルールを決めておきたい。
ただ、点数は大体記述模試の偏差値に比例するため河合全統偏差値65以上の生徒は慣れてしまえば、
何度も対策を行う必要はないが、
偏差値50台の生徒は選択肢を読むタイミングや方法論を何度も解いて構築する必要がある。
基礎的な語法や構文を多用してくるため、
また平易な構文書(肘井etc.)を一冊はやっておきたい。
リンク
本文と選択肢内で同一の単語を故意に使用して誤った選択肢に誘導するなどの癖がある。また正解の選択肢では本文内の単語を別の単語ですり替えている場合が多い。
音読が速読に有効であるという説が有力である。
音読をする場合は自分の力より下の文章か難しいが意味を全て理解している文章が良い。
設問を読んで使用する箇所を探す、本文を読みながら聞いてくる設問を予想する。
といった共通テストへの慣れの要素もある。
ただしスピード不足を主張する受験生は文章が読めないため、
何度も文章を読まざるを得ず、時間切れになっている場合がほとんど。
解き終わった文章の標準的な単語は覚えておきたい。
構文などは解説に載っていないことが多い。
英語(リスニング):回答慣れ(処理能力)と英会話の音声や形式の慣れが必要。
イギリス発音が15%程度、日本人風の発音が数%混じっている。
二回読まれる大問1と大問2は平易だが、
大問3,4は一度しか読まれない。
大問5,6は選択肢の速読や音読内容の整理、できない問題の割り切りが必要。
問題の後半に従って疲労が増してくる。
英作文が得意なら、聞き逃した文章やいう前の文章を予想しやすいため少し有利だが、
伸ばすのも難しく、配信が低いため、リスニングを切り捨てるのも可。
選択肢では主語と動詞が共通する場合も多く目的語と副詞だけ読んでも良い。
場面を映像化する癖をつけておくと選択肢を絞りやすい。
できない原因としては一般的な文法や会話表現を理解していない場合もよく見られる。
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数学(共テ):問題に誘導があるため、かなり癖がある。
センター試験の頃と傾向が変わったため、過去問2年分と試行調査2回分、予想問題集で対応したい。
センター試験問題は回答しなくて良い。
公式などは導出する余裕がほぼ無いので,解法,公式を暗記した生徒が有利。
計算スピードではさほど差はつかない焦った状態で解法パターンや平方完成などの手順をさらっとこなせる受験生が有利。
受験生へのウケは悪いが積分の1/6公式なども暗記した方が望ましい。
また、長期間触れてない単元があると試行錯誤しているうちにタイムロスが起こり厳しい展開になる。
解法パターンの試行錯誤する時間や心理的な余裕が無いので、パターンも丸暗記している生徒が有利。
ただし2022年度の数列はそこそこの理解力や脳疲労への耐性が必要。
特に数学2Bは時間も相当きついので疲労や焦りがあるため、演習量が必要。
国立2次試験との点数の相関性は薄く、
記述模試の偏差値が高くとも慣れていなければ点数が取れない生徒も多い。
大学入試2023年度は易化し平均は6割程度となった。
2022の追試もさほど難しくなかったため、2022の本試の難化はイレギュラーだと思われる。(と思っていたら2023本試はその通りになった。)
リンク
時間がきついため形式慣れはある程度必要だが、ベースは網羅系の参考書を使用して基礎概念を理解したい。
時間短縮のために、青チャートなどの網羅系参考書の平易な問題を3回連続で正解できるまで行って、
問題を見た瞬間に解法パターンをすぐに取り出せる状態にしたい。
また青チャートは解法パターンを網羅することが目的なので、
逐一計算せず回答方針がおおよそ言えるかの確認だけでも良い。
わからない場合は解答を隠して上から見ていき、
知っているパターンであればその時点から回答の書き出しを始めても良い。
(ただし2次試験過去問はしっかり回答したい)
共通テストやセンターの過去問で数学の概念やパターンは網羅できないため同じ問題を何度も回答する必要は無い。
また、公式発表で「桁数の多い計算は本質でなく、
受験生が十分な時間をかけて取り組めるように検討」
と述べているので23年度は計算量が少なくなると解釈できる。
また数学1aの大問4[整数]と大問5[メネラウス]は公式発表で想定より無回答な受験者が多かったとしており、
来年度は平易になるとの説が多い。
数学1aの大問5の図形分野は範囲が広いため図形に自信がなければ整数と確率を選択するのが王道。
数学Bでは確率統計が手堅く取れるが、二次試験の範囲から外されていることが多い。
数学AやBを除いた数学1や数学2は以前はさほど難易度が低く無く、
文系などの一部学科にしか出願できなくなるため、
選択はおすすめしないが、時間が無い場合はアリ。
地理(共テ):瀬川のセンター実況中継(系統地理)をベースに、
村瀬先生や山岡先生の講義系参考書を読み因果関係(海辺だから気温安定など)を掴み、
地誌を勉強する(地誌には因果関係がかなり影響する)。過去問演習を二ヶ月程度行う。
(模試は難易度過去問より上なのでイマイチ)
集団授業で選択肢の選び方、地図の見方を複数の先生から学ぶのも効果的。
地誌分野はいずかの先生の一冊を使えばブレは激しいが80点弱がアベレージになる。
また地理については集団授業やネット授業を流し聞きしても良い。
系統地理編
リンク
地誌編リンク
現代社会(共テ):最も学習量が少ないかなり美味しい科目。
全く勉強してなくても、6〜8割得点する生徒が多い。
川本先生の実況中継を読んでいるだけでもなんとかなるがちょいちょいネタが入っている。
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倫理(共テ):暗記量が最も少ない、上位国立は選択できない場合があるが、
選択できる場合はかなりおすすめ、現代文の能力が必要。
学校で開講されていない場合もある。
講師の雑談センスが求められる。
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日本史、世界史(共テ):暗記量が異常に多く、絶対におすすめしない。他教科が苦手ならアリ。
特に日本史の共通テストは相当難しいとされる。
学校の都合で取らざるを得ない場合もある。
歴史の授業に関しては芸人センスが求められるため、学校の授業より塾、予備校の方が圧倒的に面白い。
歴史は漫画やYoutubeの替え歌でインプットを増やしても良い。
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倫理政経(共テ):歴史ほど暗記量が多くなく、地理より得点が安定する。東大など上位大学では選択すると有利。
現代文(共テ):センター現代文は正解の選択肢が抽象的であるため消去法で切り落とせる選択肢のルールを理解した方が良い。
切るコツをまとめた参考書がある。過去問での演習が最も良い
複数回解いて選択肢がなぜ間違っているかを考える勉強法も有効。
(模試は問題の質が落ちるので極力使いたくない。)
抽象的な選択肢が正解であることが多い。
(具体的な選択肢だとすぐに確定されてしまうので)
講師の知的能力やプレゼン能力、過去問研究のノウハウがかなり問われる科目。
現代文は学校の先生の方が能力が高い場合もある。
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古文(共テ):助動詞と単語を覚えておけば一応6割程度は取れるようにはなるが、
文章が完全に読めるようにはならない。コスパ最悪科目。
単語も多義語まで暗記し、助詞も理解している必要がある。
源氏物語の古典漫画などを読んでおけば時代背景を推定しやすくなる。
センスは必要ないが、習得が難しい。理系の上位校の受験生も捨てていることも多い。
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漢文(共テ):薄い文法書で句法さえ覚えておけばある程度回答できるようになるコスパ良科目。
学校の図書館にあるような史記や三国志などの漫画(横山光輝著)を読んでおけば時代背景もわかりやすくなる。
物理基礎(共テ):パターン数が少なく演習量がかなり少なくて済む。
中上位層は9割以上を狙いやすい。
理論が若干分かりにくく独学が難しい。
個別指導が適するが、良い講師を探すのが難しい。
集団授業だと、聞いても頭に入ってこないことが多い。
解くことと説明を聞くことを短時間で切り替えられる個別指導が理想。
案外指導できる学生講師の人数はいる。
化学基礎(共テ):範囲が狭く8割を安定して取りやすい、知識量は多少必要。
物理より理論が簡単。独学は多少難しいが学校教材(セミナー化学など)で一応可能。
本番で多少時間がきつい。
地学基礎(共テ):暗記量が最も少ない。迷ったら選択した方が良い。参考書が少ない。
集団授業で無いとほぼ履修できないと思われる。
生物基礎(共テ):理科基礎の中で量が最も多い。
選択している生徒の人数が多いが、個別講師が不足している場合が多い
国立大学2次試験、私大の勉強法
英語(国立2次、私大):英文法や単語、イディオムを軽く一周してから、精読の本をやり込む。この時点で点数が全く伸びない場合は文法がわかっていないので精読の参考書が理解できない場合が多い。
英作文、和訳は自分ではミスがわかりにくく、添削を個別講師の行ってもらうのが最も効率的。
集団授業で成績が上がる生徒は上位層でもかなり少ない。
ただし、個別指導でも英語は点数を飛躍的に上げるのは難しい。
和訳や英作文では日本語の能力が必要であり、
国語力に依存する部分が大きいが根気よく添削していれば少しづつできるようになってくる。
上位旧帝大や早慶上智ではかなり傾向が異なるので対策が数ヶ月必要。
特に英作文と構文重視の京大と阪大は英語の傾向が独特なため半年以上の対策が必要になる。
難度の高い和訳は「英文読解の透視図」や「ポレポレ」の解釈の参考書をしようしても良い。
[標準レベルの長文には透視図は必要ない。英会話ではもちろん必要ない。]
また、東大は難度はそこそこだが時間が厳しく、ある程度は情報処理の適性が必要。
また東大入試本番のリスニングは音質や発音が悪く、慣れが必要。
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数学(国立2次、私大):基礎概念の説明とわからない問題の質問対応を個別指導で行ってもらうのが効率的。
特に教科書傍用問題集を使う場合には個別指導を利用した方が良い。
集団授業は中上位層ではペースメーカーの用途以外ではほぼ無意味。
東大や京大など大学別対策では傾向のわかっている予備校講師の集団授業やネット動画の授業を受けても良い。
個別指導だと良い講師に習うと三ヶ月ぐらい経つでじわじわ成績が上がってくる。
国公立は素養を要求する問題も出してくる。
出題範囲が偏っている場合も多く、過去問に載っていない分野は捨てる選択も可能。
私大はある程度パターン的な解法で通用するが、
私立医学部や慶応SFC等は傾向が独特である。
青チャートなどのパターン問題は問題を見てわからなければ、
問題の流れを理解し、また自分で再現し、3回素早く正答できればその問題はよしとする。
[ただし3回は3日や一週間など間を置いて行う。1日に3回行うわけでは無い]
考える時間はあまり必要ない。
逆に上位校の以上の入試問題演習では手を動かしてパターンを当てはめる練習を行う。
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現代文(国立2次、私大):集団授業でも個別指導でもメリットはあるが、
平均程度の集団講師の授業を受けても成績はほぼ上がらない。
個別指導で添削をしてもらうのが望ましい。
成績をあげるのが最も難しい科目だとされるが、
一部講師を探し出せば成績は上がる(偏差値の振れ幅が少なくなる)。
ただ、講師は抽象的な話でごまかしながら指導していることも多く玉石混合、
良い講師を探すのがかなり難しく判別も困難。
化学(国立2次):学校の人材の質がいまいちで人間性に問題がある教員が多い科目
塾や予備校でも人材のレベルは高いとは言えず、挙動不審な講師や嫌味な講師が多い。
地方だと人数自体がおらず、個別指導の講師がつかまりにくい。
中堅国立では重要問題集がバイブルと上位層は化学の新演習を使うが、
評判は人による。重要問題集は結構独学理解が難しい。
新演習の予習用(読み物)である化学の新研究は面白いと語る(キャラ作り?)医学科志望者が多いが、
中途半端に化学ばかりやっているので結果的に国立薬あたりに落ち着く、化学だけにハマらないように注意。
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塾、予備校の集団授業の使い方
高校の英語、数学の集団授業で成績が伸びることはほとんどない。また数学に関しては完成に2年かかるため、
大手予備校の浪人1年間の授業では解法パターンを網羅や過去問演習を十分にできない。
地理は方法論を習うのに役立つ、複数の講師から受講しても良い。
世界史、日本史も教科書を読むのは面白く無いので集団授業で面白おかしく講義してもらうと聞きやすい。
物理、化学は良い講師は個別指導が適するが
物理化学は講師不足のことが多く良い講師を探すのが難しい、
集団授業でも物化の良い講師がいれば受講しても良い。
個別指導塾、家庭教師の使い方
高校の数学、国語、物理、化学は個別指導を利用した方が良い。数学理科の個別講師は不足気味である。
数学は個別指導ではどの生徒でも成果を発揮しやすい。
英語については
和訳に使う読解力や、英作文の当てはめるセンスなど先天的な国語力の要素もあり、
案外伸び悩むこともあり高校生対象の個別指導の効果は微妙。
2次試験が無い場合には独学でも80%ぐらいならなんとかなる。
共通テストの英語数学は処理スピードがカバーできない場合が多い。
英語は講師の人数はいるが力不足のことも多い。講師の発音は大体悪い。
文系出身だととりあえず英語を教えていたりする。
高校生でも語彙の学習をサボっていることが非常に多い。
個別指導塾の時給900-1400円程度の大学生は近隣に有名大学が無い場合、
ルックスや人当たりのいい大学生をとりあえず雇っていることが多い。
知識量は怪しいが、雑談は頑張っている。
学生講師は大学の研究や実習などで忙しく、授業の予習は嫌がることが多い。
大学生主体の塾は活気があり、生徒さんのやる気は上がる。
演習量は稼げるが、理論を習得できないことが多く、
モチベーションだけは上がるが、偏差値50程度で頭打ちになる。
中学数学は回答を読むだけで一定の成果は出せるが、
英語は少し指導の型を習得しないといけないので社会人講師にはかなり劣る。
また雑談中に日本社会のことを語っていたりするが、
かなり薄っぺらいのであまり参考にならない。
(リーダーシップが必要?、大人になるとパワハラが少ない?等)
メリットの無い話で授業時間を潰していることが多い。
ただ、中身の無い話で間を繋ぐことが得意な講師は偏差値40台の大学生に多く、
社会人講師でも見習う要素はある。
また高校生の予習はしたく無いため、高校生からの質問は断っている場合がある。
プロ家庭教師のアズネット入会(2か月以内のお試し期間実施)
家庭教師や個別指導塾の社会人講師は民間企業でふるい落とされた人が多い。
人当たり、人間性(共感性、攻撃性、忍耐力)、知能、
ルックス、精神疾患の有無、知識量のいずれかに問題がある場合が多い。
(家庭教師派遣会社や塾の社員も人当たりはそこそこいいが、能力や人間性は講師に輪をかけて悪い。)
成績はさほど上がらない。身なりが汚く、承認欲求が強い。
話相手にも困っているため上から目線の説教でやる気が下がることが多い。
数学や過去問、物理化学の基礎部分は相性がよければ使っても良い。
英作文については上位の講師であれば文法の抜けが分かり有効。
ただし国語の適性が無いと英作文,和訳の伸びは鈍化する。
英語の講師は人数が多いためマッチングしやすいが、
知識量が足りなかったり、海外経験者等で指導法を理解していなかったり、
感情的になりやすい、知能が低い、自閉症傾向等問題のある講師もかなり多い教科である。
家庭教師は生徒宅で行うためイマイチ活気が無く、講師生徒双方のやる気に繋がりにくい。
講師は親の目線を意識して授業しなくてはならず。
差し入れ等、親も講師に気を使う場面が多い。
個人的には喉を使うため、差し入れは水が一番うれしい。
定期試験について
上位進学校の定期試験は範囲は膨大であり、網羅する時間が無い場合がほとんど。思い切って定期試験をカットし勝手に問題集や文法書、過去問をやり込むのがベター。
学校の特性上数学では同難易度の問題集を複数冊講義するなどかなり無駄が多い。
(必要最低限の授業だけ行うと高校3年間のコマが埋まらない。)
指定校推薦を狙っている場合は定期試験対策をやらざるを得ないので、一般入試には不利になる。
公立中堅高の数学の試験はかなり簡単なので、個別指導で飛躍的に取りやすい。
英語は範囲が広いことが多いため、生徒本人が語彙や文法を覚える体力に依存する。
定期試験の物理、化学は平易な問題が多く、講師の実力がさほどなくとも個別指導でまとまった点数が取れたりする。
上位私立大学について
上位私立大学(早慶上智)は傾向が独特で河合偏差値で上回っていても国立志望者が短期間の対策で受けにいくと合格しにくい。
地方下位旧帝大(東北、九州、名古屋、北海道)の滑り止めとしては早稲田,慶応,上智は使いにくい。
(下位旧帝大の併願合格者は明治、同志社、理科大が多い。)
またセンター利用入試で上位層は中央法学部に、
中堅層は立命館BKC(びわこ草津キャンパス)に出願し、滑り止めを確保することが多い。
ざっくりとした私大の難易度は以下の通り
早稲田,慶応(SFC含む),上智(外英,国関法)>早大教育,早大所沢,上智文系>国際基督教大,上智理工
>東京理科大>同志社明治中央法>立教>青学中央>法政>関学,立命館,関大
[慶応医や上智神など特殊な学部は除く]
地方帝大の一般的な併願先は同志社理科大あたり。
上智文系以上の合格は地方帝大志望者でも難しい。
一般入試入学者割合
早稲田:5割-7割(内進含)、上智:3割-4割、
東京理科大理系6割5部:、理科大経営:4割5部、
明治:6割-8割(内部進学含)、
青学:4割-6割5部程度、立教:6割程度、中央法政:5割。
スタディサプリEnglish コーチングプラン
各予備校の模試
模試によって受ける生徒のレベルがかなり異なっている。母集団のレベル:駿台全国模試>>>河合全統>>>進研模試
進研模試
高校受験偏差値50程度の関西の一般的な高校生が多く、偏差値が高く出やすい。受験者の人数は最も多いが、偏差値70以上の上位校の判定は当てにならない。
偏差値70で北大、九大合格レベル。
河合全統模試
高校一年は英語、数学、国語のみ、中堅校の判定に最適。最もメジャーな模試。通称;全統。偏差値60あたりで横国、千葉レベル。
駿台全国模試
難度が高く、国立の上位校(地方旧帝大以上)の偏差値を推定しやすい。下位校の判定は当てにならない。
進学校の受験者が多い。偏差値50で九州大合格ボーダーレベル、偏差値60で京大ボーダーレベル。
中学生用の駿台模試は早熟な生徒はランキング上位が取れるが、大学受験結果との相関はあまり無い。
予備校,塾の評判
東進
基本授業料はそこまで高くは無い。追加で講座を取らされる。
生徒が映像授業の視聴時間中にニコニコ動画を見てサボったりしてるため、学力が上がらないことが多い。
コロナ後は東進の一人勝ち状態。
東大模試でA判定を取得すると、教材費程度で東進に通うことができる。
もちろんそのような生徒も合格実績にカウントしている。
河合塾
三大予備校。最大手予備校。名古屋は本拠地。文系が強い塾。
夏季講習の講座などは取らせたがる。
講師間の関係性はサラリーマンチック。
校舎閉鎖が進んでいる。
出身高校が超進学校であれば成績次第で20万減額〜無料で受講できるとの噂。
駿台
三大予備校。授業が50分で短い。座席指定。授業を後から見返せる。
難しいのでついていけない生徒が続出。
トップ講師はベテランが長々と居座っている場合もあるが、他の予備校より若手が活躍しやすい。
質問アプリとカリキュラム作成アプリatama+を使用できる。
校舎閉鎖が進んでいる。駿台模試で偏差値80以上か50番以内に入れば特待生(学費無料)がもらえるとの噂。
代々木ゼミナール
元三大予備校。廃校が進んでおり、20校閉鎖した。個性派カリスマ講師が多かった。
講師間で競争させることもあった。
若手講師が活躍しやすい社風。
校舎が6校まで少なくなったため、6校での講師の質が上がったという声もある。
代ゼミの大学別模試は信憑性が低く、早慶模試1位でも法政になった受験生もいた。
共通テストプレは受験生が20万人いる大規模。
四谷学院
プリントを解いて、チューターに採点してもらう。チューターが捕まらなかったり、質問の回答がわからないこともあるらしい。
集団授業もやっているが評判はよく無い。
武田塾
通称授業をしない塾。スペースが狭い。参考書ベースで授業をしない塾として画期的な個別指導塾としてスタートした。
悪い評判としては、学費が高い。合格実績が悪い。チューターが質問に答えられない。
講師が大学生であることが多い。
無料の受験相談も行っている。
実績は伸ばし気味だが創業者の林が賭博疑惑で代表を降りた。
高額塾無用・大学受験合格シンプル勉強法【一粒メソッド】
鉄緑会
東大理3の合格者の6割を占める名門塾。関東だと科目別にレギュラークラス(A,B,C)とオープンクラスに分かれている。
Aは東大出身の正社員が担当し、AとBCでは講義の質に差があるようである。
アルバイトが板書するだけの授業もあるとの書き込みも多い。
関東の場合、開成,桜蔭,筑駒などの指定校は中一時点ではテストなしで入学できる。
関東の方がペースは速く、中学三年までに数学2Bが終わる。
入塾テストは指定校以外の生徒でも受験できるが、指定校だと点数が量増しされるという説もある。
講師は東大の理科三類や文科一類出身ばかりである。
関西の正社員は京大の理系と東大の文1の2人だが教えるのが抜群にうまいと言われている。
講師はアルバイトがほとんど京大医、阪大医、公立系医学部だが、
たまにわからない問題があり、授業も正社員には劣る。
授業は3時間だが講師の都合で延長される。宿題は少し多い。
代々木校から理科三類に毎年40名程度合格する。
大阪校から30名程度。[理科三類の定員は100名]
関西だと科目ごとにSA,A1,A2,A3,Bに分かれている。
関西から東大理3には20名程度合格する。
SAは30名程度で灘高生など理三狙いの超進学校ばかり。
Bでも東大理1や地方国立医学部は受かる。
A1以上は理三,京医狙いが多い。Bは医学部狙いではない公立の生徒も多い。
授業を真面目に聞いていないと京大や大阪大の理工系に進学する。
関西は指定校しか入れず中一でも入塾テストが実施される。
関西の講師はOBの国立医学部の講師が担当するが担当科目は恐ろしくできる人間が多い。
宿題は多くついていくのが難しい。
関東のテキストを捨てて、関西の講師が作ったオリジナルテキストを使っている。
合格実績は関西の校舎の方が断然良い。
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模試
Z会アドバンスト模試(中学生)
難度の高い問題が多い。相似の問題の出題率が高い。難度のために上位層が点数が取れない場合があるので、下克上が起こりやすい。
中高一貫校の超進学校が受験しており成績優秀者の上位を独占する。
河合塾 大学別 入試オープン(通称:河合オープン)
旧帝大、東工、一橋、神戸の大学別の志望者の中での判定がでる。かなりメジャーな模試私大は早慶レベル模試もある。
駿台 大学別 実戦模試(通称:駿台実戦)
旧帝大と神戸大の大学別の志望者の中で判定がでる。河合オープンと並び、かなりメジャーな模試
良く使われる大学群
早慶:早稲田、慶応(G)MARCH(マーチ):(学習院),明治、青学、立教、中央、法政
関関同立(KKDR):関西学院,関西,同志社,立命館
成成明学獨國武:成蹊大学,成城大学,明治学院大学,獨協大学,國學院大學,武蔵大学
日東駒専(ニッコマ):日本大学,東洋,駒沢,専修
大東亜帝国:大東文化,亜細亜,帝京,国士舘
↑およそ偏差値順になっている。
マーチと早慶の間に東京理科、国際基督教、上智が入る。
名門国公立大学群
旧帝国大学:東京大、京都大、大阪、東北、名古屋、九州、北海道旧三商大:一橋、神戸、大阪公立
旧文理科大:筑波、広島
旧官立医科:新潟、岡山、千葉、金沢、長崎、熊本(別名:旧六医)
電農名繊:電気通信、農工、名古屋工業、京都工芸繊維
5S:埼玉、静岡、信州、新潟、滋賀
↑およそ偏差値順
[注:長崎、静岡、滋賀、信州、新潟は現在では一般的な国立大との差は少なくなった。]
国公立大学の序列
東大>>一橋、京大>東工大>大阪>東北>=名古屋>九州、北海道>=大阪公立、横浜国立>筑波、千葉、広島、東京農工、東京都立>京都府立、名古屋工業、電気通信、京都工芸繊維、国際教養>金沢、岡山、熊本
>=埼玉、名市、横市>新潟、信州>静岡、滋賀>他の国立大>他の公立大
マイナー名門大学
地方の生徒は適性がマッチする大学を逃す場合があるので、是非受験を検討してみて欲しい。またマイナー故に逆転合格しやすいことも多い。
国際基督教大学
基督教:キリスト教通称ICU:International Christian University
問題が独特英語と適性検査(IQテスト)、
人文科学or自然科学(文系数学or物理化学生物から2科目)の選択である。
河合偏差値は70.0とされているが、
入試もカリキュラムも浅く広い。帰国子女が多い。
実際の難度は上智より少し下とされ、東京理科大や明治よりは上。
ICU高校で上位1/3に入っていれば内部進学できる。
就職は上智より良いが、アメリカナイズドされているためか新卒入社後の離職率が高い。
内定企業は外資系に偏っており、起業家は少ない。
東大大学院への進学も多い。
学生の家庭の所得は日本一高いとされる。
フェミニストの女子生徒が多いという批判もあるが、
授業は議論とプレゼンが多く外資系企業からは評判が良い。
秋篠宮眞子様と佳子様がOG。小室圭氏(AO入学)もOBである。
Gariben(ガリベン)|新感覚グループ英語コーチングの無料カウンセリング
学習院大学
地方の生徒の進学先に上がらないことが多い。皇族御用達の学校だったが、秋篠宮佳子様が中退されている。
ブランド力がある割に難度はマーチ中下位程度。
東京理科大学
大阪大-九州大あたりの中下位旧帝大の滑り止め。知名度はそこそこだが、課題がかなりきつい。
東大や東工大の大学院に進学する学生がかなり多い。
電気通信大学
東京の23区外の国立大学就職は理科大ほどでは無いがそこそこ良い。課題が多い。
千葉横国よりは平易だが、埼玉大よりは難しい。河合偏差値55.0
東京農工大学
東京の田舎の国立大学、河合偏差値55.0農工大内で難度の高い学科の方が相対的に就職が難しくなるというジンクスがある。
ベッキーと不倫した川谷絵音の出身校。真面目な学生が多い。
獣医学科は東大、北大に次ぐ最難関、研究医志向が強い。
国際教養大学
秋田の公立大学、英語で授業を行う。共通ボーダー80%,河合偏差英語+現代文67.5の難関校
実は推薦入学者がかなり多い。
就職は全国トップクラスだとアピールしている。有名企業への就職も多い。
企業からは使いづらい学生が多いという批判もある。
周りに建物がなく遊んだりバイトするところが極端に少ない。
卒業に4年半または5年かかる。
授業を英語で行っているが、内容が浅く、
課題が多いので勉強量が無駄に多いという不満もある。
日比谷や開成などのトップの高校出身者も多い。
【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服
成成明学独国武
東京の中堅私大、成蹊,成城,明治学院,独協,國學院,武蔵法政,中央ぐらいの難度(河合偏差値55-62.5)
成溪大学出身の安倍晋三氏に代表されるように、
学生は富裕層が多く落ち着いた雰囲気。
理系の学科が少ない。
河合塾入試難易度は
成蹊57.5>成城,明学55-52.5>武蔵,国学院57.5-55(2科目)>獨協50
南山、西南学院
愛知、福岡で最も優秀な私立大学キリスト教系、お洒落な学生が多い。
医学部の奨学金
地域枠:入学前または後、都道府県の奨学金を借りる。月20万程度。地域枠を離脱した場合、奨学金の利子10%を払うが、
厚生省の利害関係で返還に応じてもらえないこともある。
誰も行きたがらない地域に生かせる側面もある。
難易度はさほど高くないとされる。
紐付き奨学金:自治体の支援主体や民医連などの民間団体に応募する。
勤務病院が制限される、就業年数9年。地域枠と同時に受給できる場合がある。
日本学生支援機構:利息あり月12万まで[第二種]。
[一種月5万は利息なし(高校評定3.5以上)]。
3人世帯の場合の年収:第一種[657年以下]、第二種[1009万円以下]
私立医学科は月16万まで。
銀行の学士ローン:家など担保が必要。
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超進学校
東大や上位の国立医学部の合格者は関東の超進学校の生徒が多数派を占めている。超進学校の特徴として数学が得意な傾向がある。
親がエリートサラリーマンや医師であることが多い。
開成
東大合格者が最も多い学校。中学受験上位層は筑駒に行き、
高校受験上位層は日比谷にかなり抜けるので、上位層は薄い。
人数は400人もおり5割程度が東大か国公立医学部に進学する。
下位層は日大などマーチ未満に進学する者もかなり多い。
大企業社員の子弟が多い。権力者に逆らわず、上下関係に順応しやすい校風。
成績上位100名を開成百傑とされ、下位100人は陰で裏百と呼ばれる。
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麻布
東大合格者上位10校に入る超進学校。自由な校風。変人ぶっていると言われている。
受験日が開成中と重複する。浪人が多い。
組織で活躍するのは苦手と言われている。
筑波大学付属駒場
東大合格率が最も高く、中学受験最難関の男子校。学年の人数が少なく、下位層でも東大に合格する。
東大医学部定員の一割を占める。官僚主義的。
授業中は学級崩壊気味である。
授業が受験を意識した内容ではなく進度も私立進学校に比べると遅い。
算数塾の個別指導
桜蔭
東大合格者上位10位以内、東大理3に合格者を最も排出する女子校。2022年は理3,慶応医学部合格者数で日本一になった。
医師、政治家、弁護士、裁判官になるOGが多い。
「東大に合格するより結婚生活を続けられる確率が低い」と学内で噂される。
灘
国立医学部合格率が最も高い男子校。東大理3合格者数は例年日本一、2割程度を占める。
自由な校風のためか、東大医学部内でさほど出世しておらず教授はかなり少ない。
実家の所得は首都圏の学校と比べると案外高くない。
ラサール
東大合格者、国立医学部合格者数上位。東大で留年することが多い、通称「ラサる」
犯罪に手を染めるOBも多い。
遊びもしっかりやる、明るいオラオラ系が多い。
大学ごとの採点基準
英語や数学の教授が採点するため予備校の模試の採点基準とはかなり異なる。またクレームがつくので予備校の模試の採点は実際より甘くしていると言う予備校英語講師もいた。
予備校の入試の模範解答も東大教授からかなりダメ出しされており、得点がつかないとされる。
模試は学生が採点していることが多く絶対評価だが、
入学試験は作問者と複数人の教授が採点基準を何度も打ち合わせして同一人物が採点し、受験生間の相対評価で点数が決まる。
他の受験生とどれだけ差を付けたかも点数に含まれる。
消しゴムで消した跡を透かして部分点を与える場合もある。
高校の範囲外の解法を使用するのは問題ないと言う説が主流だが、
正しく使用することが難しい。
どの国公立大学でも共通することは、数学に関しては丁寧に解法の過程を見ていると言うことである。
また数学であっても日本語での丁寧な説明が必要である場合が多い。
計算が詰まった場合でもその後の方針を書いていれば部分点がそれなりにもらえると発言している教授もいた。
ただし私立医学部は女性や2浪以上に近年まで不当な減点があった時期もあった。
東大:採点基準はトップシークレット。教養学部の先生が担当している。
マニュアル的な採点と言われる。基準をクリアするのが難しい。
答案を一通り見た後で採点基準が決まる。受験生の手応えと開示がかなりずれることも多い。
京大:回答があってなくとも過程があっていれば満点がもらえるとされる。
京大出身者によると回答欄以外に計算過程や解法を書いていると部分点がもらえる場合があるとされる。
答案を一通り見た後で採点基準が決まる。
正答の数値が出ていても論理に粗があれば5割程度しかもらえない場合も。
東京外国語大学:採点基準を公表している。
リンク
指定校推薦
指定校推薦の日程7月下旬:一学期
6月〜8月:指定校発表、校内で指定校の説明会。
9月上旬:指定校申込
9月下旬:校内選考
11月:大学で試験
12月:合格発表
校内選考以降は推薦を辞退できない。
私立の場合、高校受験偏差値60台前半の学校でも
マーチや上智、ICUの指定校を多数
早慶も若干名の枠を持っている場合もある。
指定校の枠の情報の発表では教員から他言しないように指示されることもある。
選考は評定平均によって決まる。
公立の場合は指定校の枠が少なく、推薦を出さなかったりする場合がある。
『絶対合格の方程式』 難関大学の総合型選抜・学校推薦型選抜を3ステップで合格するためのプログラム
----------------------------目次[入試について]------------------------------
共通テスト(センター試験)の攻略法
国立大学2次試験、私大の勉強法/ 塾、予備校の集団授業の使い方
個別指導塾、家庭教師の使い方/ 学校の定期試験について
上位私立大学について/ 各予備校の模試
予備校,塾の評判/ マイナー名門大学
超進学校/ 大学ごとの採点基準
指定校推薦
----------------------------目次------------------------------